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天然の旬魚と一品料理をお出しする季節料理の「らんまん」です。創業は大正11年。今の料理屋になったのが昭和39年。
長くこの地・中野で育てていただいております。


初めてのお客様は、少し入りづらい店構えでしょうか。今では珍しくなった、銅板葺きの看板建築が、そんな雰囲気を醸しているのかもしれません。銅板の上部に菱形の技巧が凝らされていて菱葺と言うそうです。


2019年に大家さんによって耐震工事をしていただきましたが、外も中も、変わらぬままです。銅板の一部が新しくなっているのは、その時の工事によるものなんです。少々、気難しいことを書きましたが、どうぞ、気軽に、引き戸を開けてみてください。
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中に入って見上げると、庇(ひさし)、檜皮(ひわだ)や網代の天井、欄間が古めかしいでしょうか(笑)。右手に檜のカウンターと氷で冷やす魚のショーケース、左に少し大きめの小上がりがございます。一枚板の大きなテーブルは、8人でゆったりと、10人が最大でしょうか。
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カウンターの奥には、熱燗とおしぼりをおつくりする特注の銅壺(どうこ)があり、炭をおこして使う鉄の茶釜が鎮座しています。お店の奥には、4人掛け(最大5人)の小部屋(座敷)もあります。座敷と小上がりともに、掘りごたつ式なので、ゆっくりとお座りいただけます。 二階は座布団でお座りいただく座敷となってございます。
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料理は、魚と季節料理をお出ししています。魚は、目利きの行き届いた、大ぶりの天然物が、美味いと評判です。お刺身、焼き魚、煮魚、酒蒸しなどで、存分にお楽しみいただきます。
刺身の盛り合わせのほか、注文を受けてから締める〆鯖や注文後に捌く穴子の白焼きなどが、最近の人気メニューでしょうか。冬はもちろん天然の鰻の白焼きとクエのコースでしょうか。
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一品料理もご用意しています。茶金ゆばや焼き茄子、いんげん、もずく、青菜、焼なめこなど定番系のものから、松茸や栗、タラの芽、タケノコなど、季節を味わっていただけます。冬はおでんも、湯気をあげてお待ちしています。

昔ながらの雰囲気のお店ですが、中野まで遠くは東北や九州からお客様がいらしてくださっています。そして、最近は、お若い方も、美味い魚を目当てに大勢いらしてくださっています。有難いことです。堅苦しい店ではございませんので。
どうぞ、お気軽に。どうぞ、ご贔屓に。

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